隠岐の島への旅             

日本1周を2回まわり、今回からは離島をテーマに旅します。
最初は隠岐の島です。正確には隠岐諸島と言った方がいいでしょうが。
日本海に浮かぶ島根県に属する隠岐諸島は、主に4つの有人島からなり、島前(どうぜん)の知夫里島(知夫村)、
西ノ島(西ノ島町)、中ノ島(海士町)と、島後(どうご)が1島(隠岐の島町)から構成されています。
6泊7日、走行距離1,063kmの旅となりました。
1日目:2019年(R1)9月12日(木)晴れ走行333km                      1/4
出発時間は特に決めていなかったけど、早く目が覚めた
ので午前6時半に出発。中央環状線を北上し、吹田から
中国自動車道に入り、佐用JCTで鳥取自動車道、山陰
道を経由して、隠岐汽船の発着する七類港ターミナルの
メテオプラザに立ち寄ってから車中泊地の道の駅に向
かう。
午前9時半頃、鳥取自動車道の西粟倉ICを下車して道の駅
あわくらんど(岡山県)でトイレ休憩する。
トイレにはウォシュレット(以下、WLと表示)があり車中
泊◎
午前11時前に、山陰道にある道の駅はわい(鳥取県)で休
憩。WLないが駐車場規模や環境も踏まえ車中泊〇
正午前、少し早いが山陰道にある道の駅琴の浦(鳥取県)
で昼食。前日にスーパーで買った唐揚げ弁当を食べた。
経費節減とどこで食べるかは不明なので、なるべくスー
パーで弁当を買ったり、カップ麺などを持参しています。
WLあり車中泊◎
米子東で下車して国道431、485号線を走行して、隠岐
汽船の発着する七類港ターミナルの入る複合施設であ
るメテオプラザに立ち寄った。
駐車場内には公衆トイレがあり、WLはないが車中泊〇
メテオプラザ4階には1992年島根県美保関町に落下した
いん石も展示されている。
この建物の2階に島根県松江市が経営する浴場がある。
シャンプー、石鹸の小袋が付いて200円と安い。
洗い場4つと浴槽、サウナがある。狭くて、浴室も老朽化
しているが安いから仕方ない。
入浴後、1階のフェリーターミナルの窓口を下見して、
出発。途中、ガソリンを満タンにして、中海の北側に
ある道の駅本庄(島根県松江市)に午後3時半頃に
到着。WLないが車中泊〇


【左写真の説明】
本庄は武蔵坊弁慶が生まれ育った地として語り継がれて
いるので、建物前に、こんな作品が展示されているんでし
ょうね。
ここで車中泊するのは、この道の駅には24時間のコンビ
ニが併設されているからです。
到着時間は早かったけど、疲れていたので移動は止めて、
ゆっくりして早く寝ました。持参したDVDを見る元気もな
かった。
2日目:2019年(R1)9月13日(土) 晴れ  走行51km
朝、コンビニで弁当2つとクーラーボックスにいれる氷を
買って出発。七類港には7時前に到着。乗船する隠岐
汽船のフェリーくにがが接岸していた。
出発9時半、来居港11時半の2時間の乗船予定です。
受付は7時50分、車の積込みは8時40分からです。
1階のフェリー窓口で、事前に予約していたフリー切符
を購入しました。この切符は本土と隠岐との往復1回と、
島内は何回でも乗船できる、有効期間1週間の切符で
軽自動車は35,760円です。日本一高いフェリーといわ
れています。今回の旅行でその都度切符を購入してい
たら46,440円となるところでした。
定刻通り9時半に出発。知夫里島(ちぶりじま)の来居港
(くりいこう)まで2時間の船旅です。
メテオプラザは奇抜なデザインですね。
目的地の知夫里島の来居港に着く直前、来居港から境港
(鳥取県)に向かう隠岐汽船のフェリーしらしまとすれ違
いました。船体横には、ゲゲゲの鬼太郎が描かれている。
来居港が見えてきました。小さなフェリーターミナルの
後方にはロータリーの陸橋が見えます。
この知夫里島は隠岐諸島の中で最小で、人口約600人、
牛約600頭、たぬき約2,000匹といわれています。
フェリーターミナルには24時間使用可能なトイレがあり
WLも付いているので車中泊◎
写真はロータリーの上から撮影。乗船していたフェリー
くにがが次の西ノ島の別府港に向けて出港しています。
来居港から名水百選の河井の地蔵さんの水を経由して赤ハ
ゲ山展望所に向かいます。
来居港から車で3分、名水百選の河井の地蔵さんの水に
到着します。あまり目立たないので通過してからUターン
して撮影。持参したペットボトルに汲みました。
次は、赤ハゲ山を見学するため、展望所の駐車場に到着
しました。展望所の右側の建物が障害者用トイレです。
障害者用トイレの下に一般用のトイレがあります。WLは
ないが展望所1階にテーブルもあり車中泊〇 風は強い
です。
赤ハゲ山は知夫里島の最高峰で標高325m、世界でも珍
しいカルデラ湾に浮かぶ島前の島々や島後、遥か島根半
島まで望めます。
写真の左上の島が西ノ島、右上が中ノ島、その後方に薄
く映っているのが島後です。
この看板と左の写真を見比べて下さい。
来居港から車で20分です。
昼食は、この駐車場で食べました。
展望所付近の道路には柵があり、牛が道路に進入しない
ようにされています。
晴天の中、牛も牧草地でのんびりと過ごしています。

赤ハゲ山から赤壁展望所(せきへき)、一宮神社(いっく
う)、島津島を見学して来居港へ戻ります。右下の×は
知夫里島灯台ですが緑色の牧草地を通る道路には牛
の糞があるので見学中止しました。
牛の糞がこんな状態です。避けて走行するのは不可能で
す。せめて大きな、新しい糞を避けるのが精一杯です。道
路が狭いため対向車か来たら、そんな事も言っておられ
ません(泣)
牛の親子で道路中央にいました。ここは牧草地の中なの
で、牛が優先です。ゆっくり車を進めて、避けてくれるの
を待ちます。
牛のそばにたぬきがいたので、あわててカメラを取り出
すと、たぬきは草むらの中に入っていきました。
正午頃、赤壁の駐車場に到着しました。写真中央の柵の
中を上って行きます。
柵には、牛が中に入らないように狭くしたり、左右の横
断ができるような工夫がされています。柵の遠方に赤
壁が見えています。
知夫赤壁という標識の横で記念撮影。足が開いているの
は、その下に大きな糞があったからです。
島の西海岸に約1kmに渡って続く、赤、黄、茶色の鮮や
かな断崖は、昔の火山の断面で、赤い部分は溶岩のし
ぶきが高温酸化して降り積もってできたものです。
遊歩道に咲く白い花。名前は知りませんが癒されます。 次は、天佐志比古命神社(あまさしひこのみこと)で、
一宮神社(いっくう)とも呼ばれています。
千年以上の歴史のある古社で知夫村で1番大きな神社です。
拝殿です。この後ろに本殿があります。 拝殿の右側にある、後醍醐天皇が御配流の際に座って
休憩されたと伝わる「お腰かけの石」です。
次は、島津島に架かるお松橋に来ました。この橋は歩行
者専用なので、愛車はこの付近に止めました。地図上は
駐車場が表示されていますが見つかりません。
橋を渡ると、道路が2つに分岐しておりも海岸沿いの右側
へ進みます。左側は牛が出ないように柵が設置されている。
海岸沿いを行けるところまで進みます。 すると、渡津神社があります。鳥居の階段下には、鳥居
がバラバラになり柱だけが立っています。
神社の少し手前に、お松の碑があります。お松という若い
娘と新潟から来た北前船の若い船乗りが恋に落ちたの
ですが、また隠岐に来ると約束して旅立った若い船乗り
は二度と戻っては来なかったという非恋ストーリーがあ
ります。
今日は知夫里島で車中泊する予定でしたが、主な観光地
を見学したので西ノ島に渡ることにして、来居港に戻って
来ました。
島前間を往来する隠岐観光鰍フフェリーに乗船しますが、
受付窓口がないので、この看板の前で並びます。
隠岐観光のフェリーどうぜんが来ました。先着順で10台
程度搭載可能です。1日数便あります。
15:57来居港発で16:35西ノ島の別府港に到着予定です。
フェリーどうぜんの左右にある待機所です。ここで搭乗
券を買います。私はフリー切符を提示するだけです。
別府港に到着。フェリーどうぜんのターミナル1階トイ
レは24時間使用可能(他のターミナルは不可)
西ノ島は人口約2,900人、牛約900頭、馬約50頭
別府港には、水木しげるのたくひごんげんのブロンズ像
がありました。
別府港から国道485号線を西進し、車中泊地の国賀浜に
向かいます。
午後5時半頃、国賀浜ロータリーに到着しました。右の
建物がトイレで、その隣に休憩所があります。写真左
端に愛車が見えます。トイレには電灯がないので、夜
間はライトが必要です。
車中泊は私一人だったので、バス停にある待機所の横に
駐車し、待機所で夕食を食べました。水道もありました。
誰もいなかったので、裸になってタオルで身体を拭きまし
た。
この看板と右の写真を合わせて下さい。撮影角度は少し
違いますが。この辺りは天上界でいろんな奇岩があり、
名前が付いています。
午後6時、夕日がまぶしい。観音岩の上に夕日を映そう
とすると、下へ降りて角度を合わせないといけないので
断念しました。
下に降りてあるのが、国賀神社です。 この写真の左中央に国賀神社、中央上に観音岩が見えま
す。中央下の建物は、トイレと休憩所です。
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